「毎日朝から晩まで働いているのは、こっちなんだけどなぁ。」
給与明細を眺めながら、そんなため息をついている同世代の皆さま、お疲れ様です。
この記事は、特にこんな方に捧げます
- 額面はそこそこあるのに、なぜか手元に金が残らない独身オヤジ
- 「103万の壁」などのニュースを「俺らには関係ねぇし」と冷めた目で見ている方
- 40歳を過ぎて「介護保険料」という新たな刺客に給料を削られている方
- 祝日が来るたびに「あぁ、来月の手取りが減る…」と絶望する非正規仲間
世間では「103万の壁」だの「110万、168万の壁」だのと騒がしいですが、正直「俺たちには関係なくないか?」と思っているのは私だけではないはず。
今日は、額面28万円(年収約340万円)という、一見「普通」に見える世代が、実は一番「国に持っていかれている」のではないかという、笑えないリアルを数字で可視化してみます。
※この記事は、誰かを責める話ではありません。
ただ、同じ明細を見てため息をついた人への「ボヤきの共有」です。

「強制天引き」という名の洗礼
私の場合、平均的な月給は額面で28万〜30万円ほど。
そこから毎月、問答無用で引かれるのがこちらです。
社会保険料・厚生年金・所得税・介護保険料
合計:約55,000円
40歳を過ぎると「介護保険料」という新たな刺客が加わり、天引き額はさらに加速します。
この時点で、すでに手元には22万円ほどしか残りません。
非正規の孤独な闘い「住民税のセルフ支払い」
さらに追い打ちをかけるのが住民税です。
会社員なら天引きですが、非正規などで「普通徴収」になると、3ヶ月に一度、約40,000円の納付書が届きます。(前年度の年収によって変わります)
40,000円 ÷ 3ヶ月 = 月々約13,000円
月額換算すると、先ほどの5.5万円と合わせて毎月約7万円が消えていく計算です。
28万円稼いで、実質の手取りは21万円。
ここから家賃を払えば、自由に使えるお金はさらに削られます。固定費(水道光熱費・通信費・保険料など)を払うと使えるお金は10万円を切る勢いです。
さらに私の場合、追い打ちをかけるのが「自腹の交通費」。
派遣先への定期代24,000円が、手取り21万円からさらに削られるわけです。 「仕事に行くための移動費」で1割近く持っていかれる。これ、実質手取りはもう18万円台ですよ……。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 額面給与 | 280,000円 | 毎日の労働の成果 |
| 社会保険・税金 | ▲55,000円 | 40代からの「介護保険」込 |
| 住民税(月換算) | ▲13,000円 | 3ヶ月に一度の恐怖 |
| 交通費(自腹) | ▲24,000円 | 働くためのコスト |
| 実質の手取り | 188,000円 | ここから家賃・光熱費・食費! |
昨年までは車を所持していたので、駐車場代や任意保険、毎年の重量税など年間で15万円ほど、そして2年に一度の車検費用。
かつかつどころかギリギリどころか、ちょっと祝日が多いとマイナスになりそうな勢いでした。
【プチボヤきコラム】「祝日」が恐怖でしかない、非正規オヤジの憂鬱
ここでちょっと、同じ非正規仲間の皆さんと肩を組んでボヤきたい話があります。
世間が「三連休だ!」「ゴールデンウィークだ!」と浮かれている時、我々のような日給制・時給制の人間が何を考えているか。

あぁ、また手取りが減る……
これに尽きます。
カレンダーが赤くなればなるほど、我々の財布は青くなる。
固定給の正社員なら「ラッキー、休みだ!」で済みますが、働いた分だけが数字になる身としては、祝日は「強制的な減収日」でしかないのだ。
2025年、日本の「4割」がこの不安の中にいる
実はこれ、決してマイノリティの泣き言ではありません。
最新の統計(総務省「労働力調査」2025年データ)を見ると、日本の非正規雇用者数は約2,100万人〜2,200万人。役員を除く雇用者全体の約37〜38%を占めています。
つまり、日本の働く人の「約4割」が、祝日の多さにビクビクしながら生きている計算になります。
5月(GW): 出勤日数が減り、翌月の支払いに冷や汗をかく。
1月(正月休み): 餅を食う金も削られる勢いで手取りが沈む。

今月は祝日が3日あるから、手取りが3万円以上減る。さて、どこを削るか……
この「カレンダーに給料を支配される恐怖」こそが、非正規雇用の現場にあるリアルな温度感。
「多様な働き方」なんて綺麗な言葉の裏で、祝日が来るたびに溜息をつく2,200万人の一員として、私は声を大にして言いたい。
「休みはいらん、仕事をくれ!」
……いや、本音を言えば「休みは欲しい、でも金も減らさないでくれ」。
だからこそ、最初にお話しした引かれる税金の重みが、より一層骨身に染みるわけです
「壁」の議論、俺たちには関係なくないか?
最近、政治の世界では「年収110万円」や「168万円」といった数字が躍っていますが、単身で賃貸暮らしをしているオヤジからすれば、「110万円でどうやって暮らせというのか(笑)」というのが本音です。
これらの「壁」は、主に扶養内パートの方々の議論。
年収110万円を超えなければ住民税は非課税になる。でも、年収110万円と言うと、単純計算で毎月10万円以下の収入ですよ。
私なんて家賃と定期代払ったら消えますよ(笑)電気無し・水無し・ガス無し・飯無し!で暮らせる訳がない。
我々のように、すでに「損するゾーン」にどっぷり浸かっているフルタイム独身者にとっては、「所得税減税」の恩恵は雀の涙。
それどころか、低所得世帯向けの給付金からも外れるという、「引かれるものはしっかり引かれ、もらえるものは全くもらえない」と言う、一番の「谷間」に立たされている気がしてなりません。
残された2/3でどう笑うか
毎日必死に働いて、収入の1/3を国に献上し、残ったお金で細々と必死で生きていく。
「損をしている」と言えばそれまでですが、これが現代の日本で踏ん張る単身シニア目前世代の「リアルな風景」です。
「国のために働いてるんじゃない、俺の人生のために働いてるんだ」
そう自分に言い聞かせながら、今日もベルボトムで夕陽をバックに多摩川の土手を歩くのである。(妄想)
最後に
「俺の明細の方がもっと悲惨だぞ!」という方、あるいは「この引かれた分、本当に役立ててくれてるんだろうな?」という怒り。ぜひコメントで皆さんのリアルを教えてください。
さて、明日は祝日じゃないですよね? よし、元気に(?)稼ぎに行ってきます!

ボヤキって、とっても筆が進みますね(笑)あぁ、すっきりした。



コメント
こんにちは^^
私も毎月6万超えで引かれて似たような手取りで働いていました中学生の頃、夏休みのアルバイトの時給550円。高校生の頃800円。1番高くて1,000円。今から40年以上前の話です。
最近、ハローワークで仕事を閲覧したら時給1,000円台が山ほどあって、40年、日本って給料が変わってないんだなぁ〜と改めて悲しくなりました。
これじゃぁ、8h、週5、160時間フルで働いても額面16万円、モロモロ引かれたら手取り11〜12万?!生きて行けない
世知辛過ぎるんですけど…
副業?Wワーク?良い年齢だからキツいよ〜 最低賃金を上げるタイミングで本当は全員底上げしてこなかったせいじゃない?と思います。
なんとか、生き延びるつもりではいますが(笑)またお邪魔します^^
*bell*様、コメントありがとうございます。
中学生で550円、高校生で800円……懐かしいですね。あの頃の1,000円の価値と、今の1,000円の価値。
物価は上がっているのに、ハローワークに並ぶ数字が40年前と大して変わっていないのを見ると、本当に眩暈がしますよね。
おっしゃる通り、時給1,000円でフルタイム(160h)働いても額面16万。
そこから保険や税金で強制天引きされたら、手元に残るのは12万……。
これ、昭和の初任給より厳しいんじゃないでしょうか(苦笑)。
「副業しろ」「Wワークしろ」と言うのは簡単ですが、我々世代の体力と気力、
そして長年社会を支えてきたプライドをどこにぶつければいいのか……。
お互い、この世知辛い令和をなんとかしぶとく生き延びましょうね!
またいつでもボヤきに来てください。お待ちしています^^
ハチロク