【派遣50代のリアル】Part1:契約更新の不安と向き合う

不安を抱えて働く会社員 働き方・キャリア

派遣50代の現実

私の契約は来年4月で終了予定です。これは「派遣の3年ルール」が関係しています。同じ職場に最長3年までしか就業できないという決まりがあるため、どんなに働き続けたいと思っても、必ず区切りがやってくるのです。

👇派遣社員目線の「3年ルール」について考察しました。

その後については、いわゆる「クーリング期間」(3か月超え:3か月と1日以上)を過ぎたら、また同じ派遣先で働くこともできます。(もちろん派遣先の企業が受け入れてくれれば)

もしクーリング期間後に同じ派遣先で働けるのであれば、非常にありがたいことではありますが、条件やポジションがどうなるのかはまだ見えません。

「また同じ仕事を続けられるのか」「時給は下がらないか」「いずれ別の派遣先に行かされるのではないか」などなど、悩みは尽きません。

50代という年齢になると、ただでさえ次の仕事が見つかりにくい現実があります。だからこそ「契約が切れたらどうしよう」という不安は、常に頭の片隅にあります。
同じように、不安を抱えている50代派遣の方も多いのではないでしょうか。

*この記事はPRを含みます。


不安の具体例

色々な不安が会社員を襲う

ここからは、私自身が日々感じている不安を挙げてみます。

契約更新そのものが不透明

今の派遣先は基本は1年ごとの契約更新です。来年度に同じ業務が継続されるかどうか、派遣社員には最後までわかりません。つまり、どんなに真面目に働いていても、更新されないリスクを常に抱えているのです。

ポジションが変わるかもしれない

現在はSV(スーパーバイザー)として勤務していますが、再契約時に同じ役割を続けられるとは限りません。もしポジションから外されれば、時給が下がる可能性もあります。これは単なる収入減だけでなく、私が辞めた後も働き続けている派遣社員の皆さんとの空気も読まないといけません。

年齢の壁

50代という年齢は、派遣市場において決して有利ではありません。新しい案件を紹介される数も減りますし、応募しても履歴書が通らないケースを実際に嫌と言うほど経験してきました。努力してきたスキルよりも、年齢そのものがハードルになる現実に直面するのはつらいものです。

転職50連敗の地獄を味わった怒涛の記録がこちら

経済的負担

派遣社員は交通費が全額支給されないケースも多く、私も毎月2万円以上の定期代を自腹で支払っています。仕事を続けている限り固定的に出ていくこのコストは無視できません。加えて健康維持や学習費用など、年齢を重ねるほど見えない出費が増えていきます。

交通費が別途支給される案件も探せばたくさんあります。が、年齢と経験、スキルの壁は高いのです。

もし私が採用する側だったら、こんな50後半のオヤジを雇うよりも、やはり若くてスキルも高い候補が居たらそちらを採用すると思います。

派遣社員のままならまだしも、いずれ契約社員、正社員へと育てたいなら尚更のこと。
そこをどうアピールするか、が中高年派遣社員の踏ん張りどころですよね。


わたしなりの対処法・工夫

不安がゼロになることはありません。しかし、その中で自分なりにできることを少しずつ重ねています。まさに現在進行形。

いま、チャレンジしていることは、このブログやYouTubeチャンネル、note、Xなどで、自分の経験や学びを発信すること。すぐに収益になるわけではありませんが、「自分の経験が誰かの役に立つかもしれない」と信じて諦めずに続けていくしかありません。

少しでも手持ちの札を増やそうと、リスキリングにも挑戦しました。2025年8月「MOS365 Excel Expert」に独学で挑戦し、合格することができました。勉強にはFOM出版さんの「MOS Excel 365 Expert 対策テキスト&問題集 (よくわかるマスター)」を活用しましたが、これ一冊で十分戦えました。もし同じように挑戦される方には心からおすすめできます。

ハチロク
ハチロク

このテキストが唯一無二なのは、本番と同じ形式の「模擬試験プログラム」が付録でついてくるところ。

MOS試験は「CBT形式」(コンピューターを使っての試験)なのですが、その画面構成や「あとで見直す」チェックなど、独特です。この「独特」に事前に触れて慣れることが出来るのは大きな強みなんです。

在宅ワークについても模索しています。クラウドソーシングの現実は厳しく、最初は単価が非常に低くなりがちです。私はそこで時間を使うよりも「資格やスキルに投資する」方が有効だと考えました。

ブログ記事を書くためのライティングスキルや、動画作成のスキル、AI活用スキルなど自分のやりたいこと「発信」の質をあげていくスキルを主に勉強しています。

しかしこの「発信活動」が軌道に乗るには時間がかかります。それまでは派遣社員として働かざるを得ないのが現実。そのためのMOSや、その他のビジネススキルも意識して学んでいます。


まとめ:不安を力に変えるために

派遣で働く50代にとって、「次の契約はどうなるのか」という不安は消えることがありません。それでも、備える行動をしていると少しずつ気持ちが楽になります。

派遣という働き方を続けながらも、別の柱を用意しておくことが安心につながります。資格取得や発信活動など、自分のスキルを磨くことは将来の大きな武器になります。

派遣という働き方は、安定と不安が常に隣り合わせです。
その不安があったからこそ、私は「もう一つの働き方」を模索し始めました。

次回の記事では、三年ルールをきっかけに考えた“副業や資格取得”という新しい選択肢について詳しくお話しします。

さいごに同じ50代派遣の方へ。


不安は尽きませんが、停滞している時間は我々にはありません。

一歩踏み出すこと。

一緒に少しずつ準備を進めていきましょう。
行動することで、今の働き方に振り回されずに生きていける道は必ず見えてきます。

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