完璧主義者が習慣化で挫折する理由とTickTickの解決策
何かに挑戦する時、どうしても「完璧にこなさなければ」と思ってしまう。
石橋を叩きすぎて結局渡る前に足踏みしてしまう。
ちょっとした挫折や失敗ですべてのモチベーションがなくなる。
分かりますよ、まさにわたしがこうなので。
そしてこの記事が一か月以上たってようやく公開できたのも、まさにこの通り・・・・・・。
スクショや機能説明など細かいことを調べたり準備するのに、完璧を目指すあまり遅々として進まず。
この「完璧主義」こそが、習慣化の最大のハードルになっている?身をもって体験してます(笑)
わたしがいま取り組んでいるのが、TickTick(ティックティック)の「習慣トラッカー」機能です。
いきなり完璧を目指して挫折するのではなく、「できた」を積み重ねる小さな成功体験が、やがて大きな自信になる。
この「できた」を積み重ねる喜びを知るための秘訣を、今回は深掘りしていきましょう。
実体験です!
まずは「たった1つ」から!TickTick習慣トラッカーの始め方と通知設定の重要性
習慣化を成功させる鍵は、決して欲張らないことです。
まずは「たった1つだけ」から始めること。そして、その習慣を「忘れずに続けるための通知設定」が非常に重要になります。
いきなりたくさんの習慣を設定すると、それがまた「やらないといけないこと」というプレッシャーになり、あっという間に三日坊主を招いてしまいます。
それと、大切なのが「通知設定」です。
どんなに意思が強くても、忘れてしまったりすることは避けられませんからね。
四六時中、習慣のことばかり考えているのも、正直しんどいですし、通知が来たら思い出す、くらいのゆるめな気持ちで大丈夫。
【実践】TickTick習慣トラッカーの使い方|「水分補給」を習慣化する
ちょうど最近、体調管理のため「一日の水分摂取回数」を意識して行う必要が出てきました。

タイムリー♪と喜びたいところですが、尿酸値高めという中年オヤジあるあるで、まったく嬉しくはありません(笑)
そこで、これをTickTickの習慣トラッカーに追加する手順を、具体例としてご紹介します。(スマホアプリを想定しています)
こちらが「習慣」のトップ画面です。

すでに「習慣化」をフル活用しているので、わたしの「習慣」がいくつも登録されていますが、新しく「習慣」を追加するには右下に表示されている「+」をクリックします。
クリックするとこのように、「推薦」や、「生活」、「健康」と言った各カテゴリーの中に、たくさんの「習慣例」が入っていて、そこから自分の習慣に近いものを選ぶことができます。


習慣リストの各カテゴリーと、習慣例(2025.7時点)
- 推薦
- 毎日進歩する
- 水を飲む
- 朝食を食べる
- 果物を食べる
- 早起き
- 全12種類
- 生活
- 毎日進歩する
- 楽器を学ぶ
- 音楽を聴く
- 映画を見る
- 携帯の過度使用をやめる
- 全24種類
- 健康
- 水を飲む
- 朝食を食べる
- 晩ご飯を食べる
- 果物を食べる
- 野菜を食べる
- 全17種類
- スポーツ
- ストレッチ
- ランニング
- ヨガ
- 腕立て伏せを行う
- サイクリング
- 全13種類
- 精神力
- 瞑想する
- 深呼吸する
- 冷静さを保つ
- 自己反省
- 他人を褒める
- 全13種類
これだけ細かくカテゴリーや習慣例があれば、よほど特殊な習慣の持ち主でないかぎり(笑)、だいたいはカバーされていると思います。
登録してみよう!
それでは「習慣例」にある「水を飲む」を使って、「水分補給」の習慣を登録してみましょう。
名前やアイコン、名言(こういうお遊び、好きです)などを自由に変えることができます。

きめ細かな設定
習慣は、細部にわたって設定をすることができます。
一つ一つ見ていきましょう。

①「頻度」の設定

- 日:「曜日」単位で実行する
- 週:「一週間に何日」という日数で実行する
- 繰り返す:「何日毎」で実行する
②「目標」の設定

- それをすべて達成する:回数などをカウントすることなく、一撃で完了となります。
- 一定量に達する:どのようにカウントするか、など細かく設定できます。
- 毎日●カウント
- 今回のような「水を飲む」場合は、1カウント、2カウントと回数で数えるか、1カップ、2カップと飲んだ量で数えるかなど選択できます。
- チェックするとき
- 自動:実際に水を飲んだ時のチェック方法。自分で指定した回数(記録(カウント)で設定)をカウントします。
- マニュアル:カウント時に、何回飲んだか、何カップ飲んだか、など数字を入力します。
- 完了:一回のカウント動作ですべて完了したことになります。
- 毎日●カウント
- 記録(カウント):1回の記録で何カウントするか、数字で設定します。

例えば、サプリメントを1回2錠、朝昼晩と3回に分けて飲むとします。
その場合、カウントとしては3回ですが、増加する錠数は1回につき錠ですよね。
ちなみに「単位をカスタマイズ」することも出来ますので、1錠2錠の単位も設定可能です。
説明が下手過ぎて悲しくなりますが、なんとか付いてきてくださいませ。
③「開始日付」の設定
開始する日付をカレンダーから設定します。
④「目標日数」の設定

いつまで続けるのかという「ゴール日数」を設定します。カスタムで自由に設定できます。
この場合、7days = 一週間という期間ではありません。7日間という日数です。
つまり、日数が7日間に到達したら「サイクル完了」。
おめでとうございます!と讃えてもらえます☺

ここで「続ける」を選択すれば、また7日間という日数が達成するまでのサイクルが始まります。
⑤「セクション」の設定

これは、「習慣」を1日の中でいつ行うのか、という分類のようなもの。
朝、午後、夜のうちの、いつやる習慣なのか?を設定します。
実際にその習慣を実行するのは、リマインダーで通知を細かく設定できますので、そんなに気にすることはないと思います。
全体の習慣を眺める時に、朝の習慣が多すぎるからこれは午後にしようかなぁ、なんて調整をする時に使うといいかも。
ここでも、朝・午後・夜のデフォルトの他に、自分の好きな「セクション」(列)を追加することができます。
「好きな時に」「気が向いたら」なんて緩いセクション(列)を追加すればプレッシャーも感じにくいかも?(笑)
スクショでは「列の管理」となっていますが、TickTickはこのように、ちょいちょい「翻訳」がん??って個所があります。
ここの場合は、「列」ではなく「セクション」が正しいと思います。
先に出てきた「目標」のところでも、
「それをすべて達成する」という、ちょっと日本語的にはおかしな言葉がありましたね。
そんなに目くじら立てて憤慨することでもないので(笑)、気軽にいきましょう♪
⑥「リマインダー」の設定
習慣づける中で何よりも重要なのが通知(リマインダー)設定。

午前/午後の何時何分をいくつでも登録できます。
「朝食後」「昼食後」など、既存の行動と紐づける通知の工夫が効果的できだと思います。
通知が来たら何も考えずに実行して、「ポチッ」とチェックする。このルーティンこそが、習慣を定着させる第一歩です。
小さな一歩と、それを後押しする適切な通知こそが、習慣を軌道に乗せる強力な味方になります。
3. 完璧じゃなくていい!無理せず続けるコツ
習慣化は、決して完璧を目指すものではありません。
「できなかった日」があったからといって、すべてを投げ出す必要は全くありません。むしろ、「できなかった日があってもOK!」という、ゆるめの決意が最も重要です。
一度失敗したからといって全てを投げ出す必要はありません。なぜなら、一度や二度できなかったところで、全体としての継続が途切れるわけではないからです。
むしろ、継続することで得られる恩恵の方がはるかに大きいことを忘れないでください。
それを実感できるのが「習慣ログ」です。
習慣ログをつけるには、上記の設定画面の⑦をオンにするだけ。
例えば、1日3回水を飲むという習慣を達成すると、こんな画面が出てきます。

その時の気分をアイコンで選んだり、一言メモを入力したりできます。これが「ログをつける」と言うことですね。
「水を飲む」の習慣は、こんなに気分が上下することはありませんが(笑)
例えば、「毎朝筋トレを行う」という習慣では、その時の気分や体調、筋肉の張り具合や自画自賛の筋肉賛美など(笑)、日記のように記録していくと面白いもしれませんね。

TickTickの習慣トラッカーは、あなたの「できた」を視覚的に記録してくれます。たまにチェックを忘れても、グラフが示すのはあなたの継続の軌跡です。
「完璧じゃなくてもOK!」と自分を許すことで、心理的な負担を軽減し、ゆるく、楽しく、自分を追い詰めずに続けること。これこそが、あなたの習慣を定着させる秘訣です。
4. 【もう迷わない!】TickTickのタスクと習慣トラッカーの違い|使い分けのポイント
TickTickを使いこなす上で、多くの人が一度は疑問に思うのが「これってタスク?それとも習慣?」という使い分けではないでしょうか。
私もこの区別には悩まされました。性質の異なる行動を同じように管理しようとすると、かえって混乱し、管理そのものが破綻してしまうからです。
そこで今回は、私のAIパートナー”ボルト君”と、この根本的な違いについて議論してみました。

そもそもタスクと習慣ってどう違うんですか?

タスクは『一度やれば完了する』単発の行動や、『特定の締め切りがある』プロジェクトの一部を指します。一方、習慣は『継続して行うことで効果が得られる』日々の行動や、『繰り返し行うことを目的とする』行動です。

じゃあ、ダイエットで『目標体重〇〇kgを達成する』って、習慣で日々頑張るけど、目標達成したら終わりですよね?それってタスクじゃないんですか?

(屁理屈オヤジめ)非常に良い視点ですね!結論から言うと、『目標体重〇〇kgを達成する』という明確なゴールはタスク(プロジェクト)です。しかし、その目標達成のために日々行う行動、例えば『毎日〇〇kcalに抑える』『毎日30分ウォーキングする』などは習慣として管理するのが最適です。

つまり、最終的な『終わり』がある大きな目標がタスクで、その目標のために『日々繰り返し行うプロセス』が習慣ってことか。

その通りです!最も簡単な見極めポイントは、『一度やったら終わり』ならタスク、『繰り返し続けることに意味がある』なら習慣トラッカー、とシンプルに考えること。これにより、TickTickの機能をより効果的に使い分けられます。

なるほどね。他のタスク管理アプリで「繰り返しタスク」と呼ばれるものに分類されるものでも、「続けることに意味がある」ことを、「習慣」として登録すればいいってことだね。おおむね理解しました💦
このように、最終的な「終わり」がある大きな目標はタスク(プロジェクト)として管理し、その目標達成のために「日々繰り返し行うプロセス」は習慣として管理するのが、TickTickを最大限に活用するコツです。
5. 無料版と有料版、習慣トラッカーの機能比較
TickTickの習慣トラッカーは、実はこの記事で紹介した基本的な機能のほとんどは、無料版でも活用することができます。しかし、「より本格的に習慣化に取り組みたい!」という方には、有料版(Premium)が強力な味方になります。
では、無料版と有料版では具体的に何が違うのでしょうか?
結論から言うと、最大のポイントは「登録できる習慣の数」と「詳細な分析機能」にあります。
機能カテゴリ | 無料プラン | 有料プラン (Premium) |
登録できる習慣数 | 最大5個まで | 最大299個まで |
習慣の記録・チェック | ◯ | ◯ |
リマインダー設定 | ◯(基本的な設定) | ◯(より詳細な設定が可能) |
統計・分析 | ◯(基本的なグラフ表示) | ◯(年次のヒートマップなど詳細な分析が可能) |
習慣ログ | ◯ | ◯ |
【無料版でできること】
- 習慣を最大5個まで登録し、毎日チェックを付けられます。
- 習慣を達成したときの気分やメモを記録できます。
- 基本的なリマインダー通知も設定可能です。
【有料版でできること】
- 習慣の数が大幅アップ!: 最大299個まで登録できるので、複数の小さな習慣を並行して管理できます。
- 年間の頑張りが一目瞭然: 1年間を通した習慣の達成状況を視覚的に把握できる「年次ヒートマップ」機能が利用可能になります。これにより、継続の軌跡を振り返り、モチベーションをさらに高められます。
- 詳細なデータ分析: 月次グラフだけでなく、週次や日次のより詳細な分析や、連続達成日数(ストリーク)の推移なども確認できます。
まとめ 習慣トラッカーを「まずはお試しで使ってみたい」という方や、習慣化したいことが少数の方であれば、無料版でも十分な機能を備えています。
しかし、「もっと多くの習慣に挑戦したい」「長期的な継続の成果を詳細に分析してモチベーションを高めたい」という完璧主義なあなたには、有料版が間違いなくおすすめです。あなたの習慣化のレベルや目指すものに合わせて、TickTickを賢く使い分けましょう。
7. まとめ:TickTick習慣トラッカーで「できた」を積み上げるコツ
TickTickの習慣トラッカーは、完璧主義なあなたが無理なく習慣を続け、小さな成功体験を積み重ねるための強力なツールです。
- まずは「たった1つ」から始める: 習慣化に失敗する最大の原因は、欲張りすぎること。まずは1つの習慣に絞って、小さな成功体験を積み重ねましょう。
- 通知設定をフル活用する: 意思の力に頼らず、通知が来たら何も考えずに実行する仕組みを作ることが成功の鍵です。
- タスクと習慣を明確に使い分ける: 「一度やったら終わり」の目標はタスク、「繰り返し続けることに意味がある」行動は習慣として管理しましょう。
- 完璧じゃなくてもOK!: 継続する上で最も大切なのは、できなかった日があっても自分を許し、ゆるく続けることです。TickTickの記録は、あなたの頑張った軌跡を証明してくれます。
- 無料版でも十分使える: 習慣トラッカーは、基本的な機能なら無料版でも利用可能です。本格的に多くの習慣を管理したい場合は、有料版を検討しましょう。
TickTickは、完璧を目指すのではなく、「できた」を積み重ねる楽しさを教えてくれます。ぜひこの習慣トラッカー機能を活用して、あなたの生活をより豊かにしてください。

小さな成功体験の積み重ねと、それを後押しする通知機能が、無理なく継続できる仕組みを作り出します。私自身も、諦めかけていた体調管理の習慣(水分摂取もその一つです)を、TickTickで無理なく続けられています。
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