
え、3000万円あってもそんなことに?
最近ネットで見た、75歳のひとり暮らし男性がまさかの寝泊まり生活に…というニュース。報道の真偽はともかく、その背景には多くの中高年にとって“他人事じゃないリアル”が見えた気がします。
特に、老後の「住まい」の問題。私自身、このニュース記事を通して初めて気づいたことがありました。今回は、老後の安心をお金だけに頼らず、どう“住まい”で備えるかを一緒に考えてみませんか?
はじめに|私の気づき
今回のニュースを読んで、一番ハッとしたのは「建物自体の老朽化」という要素でした。
長年住んでいても、賃貸物件が老朽化すれば立ち退きを迫られる。安い賃貸も中古住宅も、築年数が古くなればいずれ同じ問題に直面します。

仮に、ようやく「終の棲家」を手に入れたと思っても、それが築古物件であれば、必ずしも一生住めるとは限らないな
持ち家ならまだしも、賃貸の場合はオーナー都合の建替えなどで、自分のペースでは退去できない現実がある。
これは本当に目から鱗でした。
ニュースの概要
話題になっているのは、75歳のひとり暮らし男性が、年金月20万円・貯金3000万円という一見「安泰」な老後を送っていたにもかかわらず、一時期はマンガ喫茶で寝泊まりして過ごすことになったという話。
【ソース:THE GOLD ONLINE】

ニュース記事の信ぴょう性には議論もありますが、「こういう事態が実際に起こりうる」ことは、さまざまな統計や調査からも見えてきます。
実は“他人事”じゃない?統計データから見る老後の現実
SNSでは「フェイクじゃない?」「作り話では?」という声も出ています。
でも実際の統計や調査を見ると──
たとえば、総務省「住宅・土地統計調査」(令和5年度実施)によれば、65歳以上の高齢者が居る世帯は全体の42.7%。そのうち、単身者の世帯は32.1%で過去最高だそうです。
また、PR TIMESの記事でも、65歳以上で賃貸住宅の部屋探しの経験がある高齢者の多さや、「貸してもらえない」という現実も浮き彫りになっています。
本当に“起こりえない話”なのか?
“ポイントは“高齢×単身×賃貸”という条件の重なり”
- 年金・貯金があっても「住まいを維持できる」とは限らない
- 高齢者の住宅確保は、賃貸契約の審査・保証人・偏見など多くのハードルがある
- 「備え」を怠ると、ほんの数日で孤立する可能性も
老後に備えるべきは「お金」だけじゃない
この事例から考えるに、老後の安心は「資産の額」だけでは測れません。
- 住まいの確保(特に賃貸の場合のリスク管理)
- 持ち家を選ぶ場合の築年数と維持費の想定
- 建替えリスクや孤独リスクなども視野に入れた選択
これらをきちんと視野に入れて備える必要があります。

このニュースをきっかけに、「終の棲家」は築年数にも目を向けること、また、地方移住を考える中で物件選びの条件を見直す必要があると感じました。
特に、築年数が古い中古住宅に安易に飛びつくのではなく、「その先、何十年も住み続けられるか?」を判断基準に据えたいと思います。
まとめ
- 老後に3000万円の貯金があっても、住まいの問題で生活が一変する可能性がある
- 特に賃貸や築古住宅の「老朽化リスク」は見落とされがち
- 老後の備えは、お金+“住まいの安定性”という観点で見直すことが大切

わたしの対策は、
✔ 都会からの脱出計画+物件選び
✔ 自宅でできる仕事づくり(資格取得・ブログ・ライティング)
✔ 「頼れる他人」と緩やかにつながる暮らしの模索
「家+仕事+人とのつながり」。
この3点セットが老後の安心のベースかなと考えました
あなたは老後の生活・住まいについて、どんな備えをしていますか?
このような状況を防ぐための国の制度の一つに、住宅確保要配慮者への居住支援があります。
改めて別の記事で詳しくご紹介したいと思います。
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