MOS365Excelエキスパート、972点で合格しました!

無事にMOS365Excelエキスパートに合格しました! 嬉しいことに、アソシエイト(一般)合格の960点を上回る972点という高得点を獲得できました。
正直に言うと、試験後の手応えは「ギリギリかもしれない…」というものでした。
振り返って思うのは、知識の量だけでは決まらない、試験に臨む心構えと粘り強さが合格の鍵だったということです。
この最終回では、全15回にわたる学習記録を総括し、これからMOSエキスパートに挑戦する方へ、私の学習方法と、何よりも重要だと感じた「心の持ち方」についてお伝えします。
なぜ「ギリギリ合格」から「972点」に化けたのか?
なぜ私が、自己評価の低い状態から高得点を叩き出せたのか?その理由は、単なる知識の蓄積ではなく、「粘り腰」とでも言うべき、粘り強い姿勢にあったと思います。
試験本番では、模擬試験にはなかったような難解な問題や、一見するとシンプルな指示なのに、その裏に隠されたExcelの仕様を問う「ひねりのある問題」に何度も直面しました。
- 知識を複合させないと解けない問題
- 問題文のわずかな一言が、正解・不正解を分ける問題
- 「こんな機能、あったっけ…?」と思わせる、隅っこに隠れた機能
これらの問題に直面した時、私は一瞬、知識が足りないと焦りました。しかし、これまでの学習で得た知識を総動員して、一つひとつ丁寧に解き進めるうちに、不思議と道筋が見えてくる瞬間があったのです。
出鼻をくじく効果的な第一問
特に印象的だったのが、試験開始早々に登場した第一問。試験を作る側の意図が読めたような(笑)そんな問題。
問題①:和暦表示の「年の部分だけ」
【問題例】 2025/8/31
と表示されているデータを、「年の部分だけ和暦で表示されるようにしなさい」
これを読んで、文字通り私は一瞬固まりました。

えっ!!出だしからこれ?セルの表示形式は確かに何問か解いてきたけど・・・・・・。和暦・・・確かにやったような、でもこれ?えぇぇぇ?
おそらく2分間は手が止まったと思います。マウスを握る手にうっすらと汗もかきました。
なんとか記憶を総動員して、「令和7年8/31」と表示させることに成功し、次の問題へ。
焦る気持ちのままで進めないこと
出鼻をくじかれたこともあって、問題を解いていきながらも「自信の無さ」が心の中に重く残っていました。

これでいいんだっけ?残り時間は?どうしよう、とりあえず”あとで見直す”チェックをつけておこうか?
これまでの苦しかった勉強の日々が走馬灯のように頭の中に浮かびます(大げさ(笑))。
そうこうしているうちに、模擬試験で何度も解いた問題が出てくるようになり、少しずつ落ち着いてきました。
気持ちが落ち着いてくると、問題の意図や予想外の対応が必要なものにも対処できるようになってきます。これは本当に大事なこと。

マクロの問題では、そもそも「開発」タブが出ていない状態でした。「ふっ・・・出し方知ってるし」、と余裕を持てるくらいの落ち着きを取り戻していました。
最後の見直しで気づいたミス
制限時間を10分間残して一通りの問題を解き終えました。
2問、「あとで見直す」チェックをつけていたので戻って改めて問題文を読むと、焦っていた時にわからなかった内容がすんなりと理解できました。不思議ですよね。
それでも1問は自信が持てないまま。これはもう知識不足・理解不足で仕方がありませんでした。
おそらく間違えたのはこの1問だったと思います。
さて、残り2分を切って改めて全体の問題と解答状況を一覧で眺めていた時に、気が付いた第一問。
「年の部分だけ和暦で表示されるようにしなさい」
この「だけ」という一言。
もしかしたら「月日はいらない、年だけ和暦で表示せよ」という意味ではないか?
残り1分で直感的に気がついて、迷わず「令和7年」だけの表示に修正して試験終了。
結果は972点。
MOS試験ではどの問題を間違えてしまったのか、教えてもらうことはできません。
なので「第一問」はもしかしたら私の勘違いのままだった可能性もありますが、今回の試験結果は「地道な知識の積み重ね」に加えて、問題文の意図を正確に読み解く力と、最後まで諦めない粘り強さが導いてくれた成果だったと思います。
合格は「粘り強く、最後まで諦めない心」で決まる

今回のMOS365Excelエキスパート合格で、私は「自分の知識はちゃんと身についていたんだ」という自信を得ました。
そして、それ以上に大切だったのは「試験は、最後まで諦めずに粘り強く考えることで、必ず道は開ける」ということです。
これから学習を始める方、今まさに壁にぶつかっている方へ。私が実践して効果があった学習方法をまとめました。
私のMOS365Excelエキスパート合格までの学習方法総括
一番のポイントは、詰め込み短期集中型が得意な方には向きませんが、じっくりと期間をかけて少しずつでも学習を続けることです。
何回も学習したことを忘れてしまうこともありました。
同じ範囲の問題に苦手意識を持ってしまい、何度も何度も間違えました。
それでもしつこく少しずつ学習・復習・模擬試験を繰り返してきたことで、きちんと「知識」は蓄積されていたこと、実感しています。間違いないです。
実践的なこと
- 苦手ノートの活用
- 模擬試験で間違えた問題は、「なぜ間違えたか」と「正しい手順」を必ず書き出す。
- 特に「正解なのに不正解」だった問題は、Excelの仕様を学ぶ貴重な教材です。徹底的に理由を深掘りしましょう。
- 模擬試験の徹底反復
- 全問題を3周以上解き、問題の傾向や癖、そして時間配分を体に覚えさせます。
- 100点満点を取るまで繰り返すことで、自信をつけ、小さなミスも潰すことができます。
- YouTube動画の活用
- テキストで理解できない部分は、複数の動画を視聴して多角的に理解を深めましょう。
- 私の場合は、網羅的な「オンラインパソコンスクール♥キャリアデザイン」さんと、解説が非常にわかりやすい「ExcelドカタCH」さん、「じゃぱそん」さんのチャンネルを組み合わせていました。
- 本番の心構え
- 試験中に焦っても、「きっとどこかに答えがある」と信じて、粘り強く操作してみましょう。
- 問題文を「意地悪だな!」と思うくらいの気持ちで、隅々まで読み込むことが重要です。
最後に:合格、そしてその先へ
MOS365Excelエキスパート合格は、ゴールではなく、Excelをさらに深く、そして楽しく使いこなすためのスタートラインです。
資格は欲しかったけど、この知識やスキルを仕事や副業に活かせることが何よりもうれしいです。
これまでの学習記録が、これから挑戦する皆さんの道しるべとなれば幸いです。
*近日中に、学習記録を固定ページにまとめます。完成したらこちらにリンクを貼ります。
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