MOS365Excelエキスパート合格までの完全ガイド

MOS365Excelエキスパート試験合格ガイド

MOS365Excel エキスパート、972点で合格しました!

このページは、私がゼロからMOS Excelエキスパートに合格するまでの全記録をまとめたものです。

学習方法に悩む皆さんのために、私が実際に使った教材、YouTubeチャンネル、そして何よりも重要だった「心構え」を、この記事一つに凝縮しました。

アソシエイト合格から始まり、何度も壁にぶつかりながらも、ついに972点という高得点で合格することができました。

始まりはここからでした。

これからMOSに挑戦する方、勉強方法に悩んでいる方、模擬試験で壁にぶつかっている方にとって、私の奮闘記が少しでも参考になれば嬉しいです。

ステップ0:学習を始める前に「目標」と「現状」を把握する

ピポットテーブル?マクロ?はて、なんのことやら

闇雲に勉強を始める前に、まずは以下の2点を明確にしましょう。

ゴール: 合格点(700点以上)

現状: アソシエイト合格レベル、もしくはそれ以上の知識があるか

もしExcelに自信がない場合は、まずアソシエイト(一般)レベルから始めることを強くおすすめします。

ハチロク
ハチロク

MOSの資格を受けようと思った当時の私のExcelレベルは、実務ではVLOOKUP関数を使っていましたが、言われたままに業務で使っていただけ。
他の関数は、何かこういったことをやりたいなぁと思った時に、ネットで調べて見よう見真似で使っていたくらいです。自信を持って使えたのはSUM関数くらいでした(笑)なのでまずはアソシエイトの範囲を勉強しながら知識をつけていきました。

ステップ1:使用した教材とYouTubeチャンネル

私が学習で実際に使用した、特に効果的だった教材とYouTubeチャンネルを紹介します。

公式テキスト・問題集

テキストや問題集は、多くの学習者の方の評価や実際にわたしも手に取って見てきましたが、私のオススメはやはりこちらの一冊。(この項目にはアフィリエイトリンクが含まれています)

FOM出版さんの「MOS Excel 365 Expert 対策テキスト&問題集 (よくわかるマスター)

試験範囲を網羅しており、付属の模擬試験プログラムは、本番の形式に慣れるために必須です。
この一冊をマスターするだけでも合格は可能です!とは言い切れません(笑)
あくまでも試験範囲の「基礎」を一通り学べるテキストとして使いました。

ただ、癖のあるMOS試験の画面構成や使い方などを事前に模擬試験で慣れておくことは、とても意味があります。

アソシエイトの記事内にも書きましたが、この「模擬試験プログラム」で試験形式に慣れておくことはとても重要です。

章ごとにボリュームが全然違うので、最初に「目次」をよく見て余裕を持った学習スケジュールを立てることが大切です。
一度に一気に進めずに、章末ごとにあるテストをきちんと解いて自分の理解度を確認しましょう。
各練習問題も章末テストも、必ず実際にExcelを使って解くことが重要です。

YouTubeチャンネル

テキストだけでは理解しづらい操作や、関数の使い方を視覚的に学ぶために、複数のチャンネルを活用しました。

YouTube動画は見る人によってそれぞれ感じるところが違うものです。ここでオススメするのはあくまでも私個人の感想です。

MOSエクセルエキスパート出題範囲完全網羅講座/Excel2019【データ無料】

この動画、残念ながらExcel2019編です。これからMOSExcelエキスパートを受ける方は「365」を受験することをオススメします。
2019と365では関数や範囲が若干違っていますが、大まかな範囲はこの動画で把握できます。流し見して全体を感覚的に理解するには最適な動画だと思います。

[最新]MOS Exce365エキスパートの全範囲を79問、69分でマスターする

こちらの動画を見るのは試験2週間前位からがおすすめです。
最初の動画が全体の把握、じゃぱそんさんのこちらの動画は「よく出やすい」問題をピックアップして作ってくれてあります。実践編ですね。

最強のわかりやすさ、ExcelドカタCHさん

ピボットテーブルを使うなら、最初にこの基本ルールを理解しましょう【Excel】

テキストだけでは理解しきれない時にわたしがお世話になっていたのが、ExcelドカタCHさん。

淡々としたいぶし銀の説明が素晴らしくわかりやすいのです。
まったく業務で使ったことのなかった「ピポットテーブル」は、エキスパート試験の中でも重要項目です。

わたしはこの動画でピポットテーブルを覚えたと言っても過言ではない!

ステップ2:私の合格を支えた「3つの心構え」

知識やテクニックだけでなく、本番で力を発揮するためには「心構え」が非常に重要です。もちろんもうExcelなんか見たくない!と言うほど、仕事でも帰宅してからもExcel漬けで、嫌でも知識が身に付いた状態が前提です。

MOSエキスパート試験は、単に知識を暗記するだけでは合格できません。なぜなら、その知識をどう使うか、そして予期せぬ問題にどう対応するかという「実践力」が問われるからです。

私が合格できたのは、学習後半で気づいた、以下の3つの心構えがあったからだと考えています。

心構え1: 知識の「蓄積」を信じる

模擬試験で何度か見た問題でも、本番ではひねりが加わります。そんな時、焦らず「きっとどこかに答えがある」と粘り強く考えることで、断片的な知識が繋がり、道筋が見えてくる瞬間があります。自分のこれまでの「知識の蓄積」を信じましょう。

ハチロク
ハチロク

知識の蓄積」。私は約15週間かけて学びました。朝夕の通勤時のYouTube動画と、帰宅してからのテキスト・練習問題。仕事がしんどくて毎日続かないこともありましたが、少しずつ少しずつ半分意地で(笑)学び続けたことで、苦手な範囲も身に付いたと思っています。

心構え2: 苦手ノートで「なぜ?」を言語化する

答えは合っているのに不正解」だった問題や、なぜか毎回間違える問題は、あなたの弱点を教えてくれています。それを放置せず、なぜ間違えたのか、正しい手順は何かを言語化して「苦手ノート」に書き留めましょう。これはあなたの最大の武器になります。

ハチロク
ハチロク

MOS試験では、答えはもちろんですが、答えを導き出す「手順」も重要な採点ポイントになっています。結果が合っているからいいじゃないか、では通用しないのが難しいところ。ひねくれものの私はここに大変苦労しました。

心構え3: 最後まで諦めず、問題文の「意図」を読み解く

本番では、問題文のわずかな一言が正解・不正解を分けることがあります。一見簡単な問題ほど、その裏に隠された「意地悪な意図」がないかを疑い、最後まで諦めずに考え抜くことが重要です。

ハチロク
ハチロク

MOSの問題文は、Excelの知識の前に、まず「読解力」が必要です。ここでは先ほどの「素直な自分」を脇に置いて、「疑ってかかる」気持ちが大切になります。
問題文をしっかり読んで、例えば「以上」なのか「より大きい」なのか、そんな些細なところも見逃さない注意力も必要です。

ステップ3:試験本番での心構え

私が本番で972点を取れたのは、最後の最後まで諦めなかったからです。

  • 焦らない: 予想外の問題が出ても、一度落ち着いて考えましょう。
    • 突然、良そうだ似しなかった問題が出てくると気持ちが焦ってしまいます。その状態で問題を解き進めていくとおもわぬミスもしてしまう。必ず、見慣れた問題やすんなり解ける問題が出てきます。そこでいったん落ち着くことが大事です。
  • 飛ばす勇気:分からない問題は無理に時間をかけず、後回しにしましょう。簡単な問題を確実に解くことが重要です。
    • MOS試験ではわからない問題にチェックをつけておけば、後で見直すことができます。制限時間がある試験なので、ある程度考えて解答にたどりつけないなら一度諦めて後回しにすることが大切です。実際、わたしは本番で2問後回しにして、最後まで進んだあとに見直すことで、後回し問題も落ち着いて解くことができました。
  • 最後まで見直す: 最後の数分でも、見直しは重要です。私は最後の15秒でミスに気づき、修正したことで高得点につながりました。
    • よほど完璧だったら見直しをしなくてもいいかもしれませんが、少しでも不安だと思う問題があったら見直しは重要です。高得点を狙う必要はありませんが、思わぬところで凡ミスをしていてはもったいないです。可能な限り高得点を狙うつもりでいれば、合格に近づくことができます。

最後に:全15回|MOS Excelエキスパート独学記の旅路

私の15週間の学習記録を時系列でまとめました。クリックすると、それぞれの記事で私が直面した壁や気づき、そして当時の心境(おもに焦り(笑))を詳しく読むことができます。

合格を目指すあなたへ

MOSエキスパート試験は、決して簡単な道のりではありません。しかし、正しい方法で、そして何よりも「合格したい」という強い気持ちを持って臨めば、必ず良い結果はついてきます。

私の学習記録が、あなたの不安を少しでも和らげ、合格への一歩を踏み出す勇気となれば幸いです。

一緒に頑張りましょう!

タイトルとURLをコピーしました