皆さん、こんにちは!今日はExcelのちょっと難しいテーマ(たぶん私だけ)、「ワークシートとセルのロック/解除」について、AIの先生「ボルト君」と一緒に徹底的に解説していきたいと思います!
解説しようと思った理由
こんな問題がありました。初期の初期もいいところなんですが。
セル範囲「B3:F10」のセルのロックを解除し、ワークシートを保護してください。
いやらしい文章だと、つくづく思いますよ。
「B3:F10」の範囲のセルのロックを解除、ワークシートを保護

セルのロックを解除したから、この範囲(B3:F10)のセルは、なんでもありだな。
そのあと、ワークシートを保護するってことは・・・・。
ん?「ロック解除」を保護するってことか。んん??てことは範囲外のセルは「ロック」されてるってこと??あれ?ロックしたっけ?
と、何が何だかわからなくなってしまったからでした。

Excelでシートを保護しようとしたんだけど、セルがロックされているのと、シートが保護されているのって、何が違うんだろう?なんだかごちゃごちゃしてきて…

こんにちは!なるほど、Excelのロックと解除、確かに最初は混乱しやすいかもしれませんね。でも大丈夫!一つずつ紐解いていきましょう。
そもそも、セルのロックって?

まず、「セルのロック」ってどういうことなんですか?

「セルのロック」とは、そのセルに対して編集などの操作をできなくする設定のことです。
ただし、初期状態では、Excelのすべてのセルがロックされた状態になっているんですよ。

え!そうなの?じゃあ、いつも普通に編集できているのはどうして?

はい、そこがポイントです!セルがロックされていても、ワークシートが保護されていない状態では、ロックは有効にならないんです。
例えるなら、家のドアに鍵がかかっていても、ドアが開いていたら誰でも入れてしまうようなものですね。

なるほど!じゃあ、「ワークシートの保護」っていうのは、そのドアを閉めて鍵をかけるイメージ?

まさにその通りです!「ワークシートの保護」をすることで、初めてセルのロックが有効になります。
保護されたワークシートでは、ロックされたセルは選択すらできなくなるなど、設定された操作ができなくなります。
Excelの実際の画面では?

●「ホーム」タブ→「セル」→「書式」のダイアログボックス
これは何も手を加えていない初期状態です。
「セルのロック」の左側のイラスト(赤丸部分)は、鍵の周りを四角が囲っています。
これが「ロックされている状態」。つまり、初期状態では「セルはロックされている」
ここを一度クリックすると、左下の赤丸のように、鍵の周りの四角が消えますね。
これが「ロックが解除された状態」
●ややこしいのが、「シートの保護」をオンにすること
画像の赤四角で囲った部分には、
この機能を有効にするには、「シートの保護」をオンにする必要があります。
と、書かれています。
初期状態で「セルはロック」されているけど、初期状態で「ワークシートは保護されていない」から、「セルのロック」は無効なんですよ、と言うことだと思います。
特定のセルだけ編集できるようにしたい場合は?

ふむふむ…ということは、特定のセルだけ編集できるようにしたい場合は、そのセルだけロックを解除しておいて、ワークシートを保護すればいいんですか?

はい、その理解でバッチリです!
特定のセルだけ編集可能にする手順
1. 編集可能にしたいセルを選択します。
2. 選択したセルを右クリックし、「セルの書式設定」を開きます。
3. 「保護」タブを開き、「ロック」のチェックを外します。
4. Excelの「校閲」タブの「保護」にある「シートの保護」をクリックし、必要に応じてパスワードを設定してからシートを保護します。

これで、ロックを解除したセルだけが編集可能になり、他のロックされたセルは保護された状態になります。

おぉ~、すごく分かりやすい!実際にやってみます!(カタカタ…) 本当だ!ロックを解除したセルだけ編集できる!

素晴らしい!実際に操作してみると、より理解が深まりますよね。
ちなみに、ワークシートの保護時には、許可する操作を細かく設定することも可能です。「シートの保護」ダイアログボックスで、例えば「セルの書式設定」「列の挿入」「行の削除」など、どの操作を許可するかどうかを選択できます。

ひねくれものの私は、なんでこの中に「セルへのデータの入力」が入っていないのに、「セルのロック解除」をした以外のセルにデータ入力が出来なくなるんだろう?
なんて思っていましたが、
・元々「セルのロック」はかかっている
・「シートの保護」で機能する
なので、シートを保護したことによって、「セルのロック」が機能したからデータ入力も出来なくなるんだなとわかりました。

そこまで細かく設定できるんですね!知らなかった!

はい、Excelは非常に多機能なので、色々な設定ができるんですよ。
もし、特定のオブジェクト(グラフや図形など)をロックしたい場合は、オブジェクトを選択して右クリックし、「オブジェクトの書式設定」から「プロパティ」タブで「ロック」にチェックを入れることで、シート保護時にオブジェクトの移動やサイズ変更などを防ぐことができます。


なるほど!セルだけじゃなくて、オブジェクトもロックできるんですね!

その通りです。状況に応じて、必要な部分だけを保護することで、誤操作を防ぎ、データの整合性を保つことができます。

今回のボルト君との会話で、ワークシートとセルのロック/解除の仕組みがようやく理解できました!ありがとうございました!

お役に立てて嬉しいです!もし、また何か疑問点が出てきたら、いつでも聞いてください。
皆さん、いかがでしたでしょうか?ボルト君との会話を通して、Excelのロック/解除の謎が解けました!皆さんも、自信を持ってワークシートの保護ができるようになってくれると嬉しいです。
今回の内容をまとめると…
- 初期状態では、すべてのセルがロックされている。
- セルのロックは、ワークシートが保護されて初めて有効になる。
- 特定のセルだけ編集可能にするには、そのセルのロックを解除してからワークシートを保護する。
- ワークシートの保護時には、許可する操作を細かく設定できる。
- セルだけでなく、オブジェクトもロックできる。
これでMOSExcel365エキスパートの合格に一歩近づきました。
また日々の業務でもしっかり活用して、より安全で効率的なExcel作業を実現たいと思います。

皆さんは、Excelのロック機能でどんな時に困ったことがありますか?ぜひコメントで教えてください!
▶ MOS 365 Excel エキスパート合格への道【第1週目】
(ロック/解除の謎に混乱していた時期の記録です)
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