MOS Excel エキスパート独学記 #8 | 試験は甘くない!「テキスト丸暗記」が通用しない現実と応用力養成戦略

模擬試験を受けたら惨敗したイメージ 仕事とスキル

はじめに:今週の戦い、そして「魔の第三章」との決着(…かと思いきや?)

MOS Excel 365 エキスパート試験の独学、第8週目。8週と言うことは2か月。
我ながらコツコツと地道にやり続けてきました。

先週の章末テストで判明した「関数が思い出せない病」を克服すべく、今週は「魔の第三章克服週間」と称して、集中的に関数とキーワードの紐付けに取り組んできました。

しかし、その先に待っていたのは、またしても「厳しい現実」でした。テキストの章末問題はなんとかクリアできるようになってきたものの、「この学習方法では、本番試験は危ない…」という嫌な予感がよぎったのです。

今回は、その予感が的中した模擬試験での「惨敗」を赤裸々に告白し、そこから見えてきた「テキスト丸暗記が通用しない試験の壁」と、今後の学習戦略をどう転換していくべきかについて、皆さんと共有したいと思います。


先週の記録はこちら

【MOS Excel独学記 #7】試験目前!「関数が思い出せない病」の処方箋


📅 学習期間:6月30日〜7月6日

🎯 今週の目標:テキストのキモ「魔の第3章」をきっちり復習する


📊 1週間の学習記録(第3章をしっかりと覚えきる)

日付内容所要時間メモ・感想
6/30(月)第3章の各節のテストをこなす40分・Lesson3-1~3-13までを復習。LET関数が苦手。願わくば試験に出ませんように。
7/1(火)第3章の各節のテストをこなす40分・Lesson3-14~3-22までを復習。
7/2(水)第3章の各節のテストをこなす60分・Lesson3-23~3-37までを復習。
7/3(木)3章の章末テスト30分・まだスムーズに思考回路が繋がらないのは私がよほど頭が悪いんだろう・・・・・・。
7/4(金)3章の章末テスト30分・もう何度同じ問題を解いたかわらかない(笑)これで第三章はマスターできたかも?と少し自信を持つ。
7/5(土)模擬試験プログラムに初挑戦(大惨敗)60分結果は5割以下。合格点には程遠い。 テキストにはなかった問題や、複合的な理解を求める問題に全く歯が立たない。冷や汗。
7/6(日)模擬試験の分析と課題抽出80分・なぜ解けなかったのかを徹底分析。テキスト本文だけでなく「ポイント」の重要性、そして応用力の必要性を痛感。

「まさかの5割以下」:模擬試験で突きつけられた厳しい現実

今週は5日間という日数をかけて、第3章を徹底的に復習をしました。

「魔の第三章克服週間」の成果を試すべく、テキスト付属の模擬試験プログラムに初めて挑戦しました。章末テストでは手応えを感じていたので、まだ学習していない第4章以外であれば、正直、ある程度の点数は取れるだろうと高を括っていました。

しかし、結果は5割以下の大惨敗。合格点には程遠い、ショックな結果でした。

この惨敗から、私が痛感したのは以下の点です。

「テキスト本文だけ」では通用しない!脇の「ポイント」が命綱

模擬試験には、テキストの本文ではサラッと触れられているだけ、あるいは脇に「ポイント」として小さく書かれている知識が、そのまま問題として出てきました。「こんなこと習ってないぞ!」と焦った問題も、よく見るとテキストのどこかに書いてあったり…。

複合的な「応用力」が試される

単一の関数知識だけでは解けない問題が多数ありました。複数の関数を組み合わせたり、特定の操作手順と関数を連携させたりと、総合的な理解力が求められます。

「手順を思いつく力」が重要

最も苦戦したのは、「回答の手順すら思いつかない」問題です。

テキストの演習問題は「この機能を使ってください」とヒントがあることが多いですが、模擬試験では「この結果を得るにはどうするか?」と問われるため、どの機能や関数を、どの順番で使うか、という問題解決のプロセスを自分で組み立てる必要がありました。


なぜ「テキスト丸暗記」が通用しないのか? MOSエキスパート試験の壁

今回の模擬試験を通じて、MOSエキスパート試験の難しさ、そして「本物のスキル」を測る意図が見えてきました。

出題形式の多様性:

  • 単に関数を正しく入力できるかだけでなく、シナリオ問題を通じて「適切な判断力」を問われます。

「できる」と「使える」の違い:

  • テキストの演習問題は「できる」ための練習ですが、模擬試験や本番は「使える」かどうかを測られます。「この状況で、どの機能・関数をどう組み合わせればベストか?」という思考が求められます。

死角となる「小さな情報」の重要性:

  • テキストの「ポイント」や補足情報、または「Tips」のような箇所に、実は試験で問われる重要な知識が隠されていることに気づきました。これまでは本文に集中しすぎて見落としていた部分です。

私の「関数が思い出せない病」は、単なる暗記不足ではなく、まさにこの「応用力不足」と「問題解決思考の欠如」が原因だったのだと、深く反省しました。

処方箋:「応用が利かない病」を克服する戦略転換

反省ばかりしていても先には進めないので、切り替えていきましょう!

この厳しい現実に直面し、今後の学習戦略を大きく転換することにしました。

【最重要】模擬試験を「最強の学習ツール」にする

模擬試験を「採点するため」ではなく、「弱点を発見し、応用力を鍛えるため」のツールとして徹底的に活用します。

間違えた問題、回答の手順が思いつかなかった問題は、テキストのどこに答えがあるかを徹底的に探し、「なぜその手順、その関数を使うのか」を深く掘り下げます。

特に、テキストの「ポイント」や関連する補足情報を細部まで読み込み、関連知識を広げます。

「問題解決思考」を鍛える練習

問題文を読んだら、すぐに答えを探すのではなく、「この問題を解決するために、まず何をすべきか?」「どの機能や関数を組み合わせるべきか?」というプロセスを頭の中でシミュレーションする習慣をつけます。

(ここで、先週作った「関数とキーワード対応表」をさらに活用!キーワードから関数を連想するだけでなく、「この課題なら、あの機能とこの関数を組み合わせよう」という応用思考に繋げます。)

公式ドキュメントや外部情報も活用する

テキストに載っていないと感じた問題や、より深い理解が必要な場合は、Microsoftの公式ヘルプや信頼できるExcel関連サイト(YouTubeチャンネルなども含む)を活用し、多角的に情報を仕入れます。


📚 私のMOS Excelエキスパート学習方法(最新版)

ハチロク
ハチロク

週を重ねるごとに、少しずつ学習方法も変わってきています。
これまでの学習方法に加えて加筆していきますので、過去投稿と同じ部分もありますがご参考までにどうぞ。

1. 朝のインプット:テキストで確認と動画視聴

朝、まずは「FOM出版 よくわかるマスター」のテキストで今日学ぶ「章-節」を改めて確認します。
どんな関数を学ぶのか?どんな機能を学ぶのか?など、その日の学習範囲を把握します。

私がお世話になっている動画はこちら

朝夕の通勤電車の中で、YouTube動画を見ます。

MOSExcelエキスパートの動画は、アソシエイトに比べると本当に少なくて残念なのですが、私は、「オンラインパソコンスクール♥キャリアデザイン」さんの「MOSエクセルエキスパート出題範囲完全網羅講座/Excel2019【データ無料】」を主軸に見ています。

ただ、こちらの動画は動画名からもわかる通り「Excel2019」編なので、私が受けようとしている「Excel365」とは範囲が若干異なります。

その場合は、個別で解説をしてくれている動画を見て補完学習しています。

2. 注目のYouTubeチャンネル:ExcelドカタCHさんと、じゃぱそんさん

特にExcelドカタCHさんの解説動画はとても分かりやすくてオススメです。「Excel職人」の筆字が渋い!

今回てこずったLET関数。わかりやすい動画を出してくれていました!さすがです。ありがたい!

ハチロク
ハチロク

Excel動画解説には人それぞれ特徴があって、視聴者の方も自分に合う動画、合わない動画があると思います。なのでほかの動画を批判するようなことはしませんが、私的にはこの「ExcelドカタCH」さんの解説が一番わかりやすいです。お世話になります。

試験対策のアドバイスが満載のアソシエイトの試験勉強でお世話になった「じゃぱそん」さんのYouTube動画。

少し気が早いですが、この動画で試験への心構えを見ておくのも良いと思います。

MOSExcel365エキスパート(Expert)の難易度を例題付きで解説

じゃぱそんさんは、「試験に特化」したポイントをたくさん教えてくれます。私はもちろん合格はしたいですが、同時に業務でもしっかり使いたいので、時間を出来るだけかけて学ぶように心がけていますが、MOS試験はとても癖があるので、じゃぱそんさんのアドバイスやポイントは非常に役立ちます。

ハチロク
ハチロク

じゃぱそんさんの動画は音声が小さめです。なのでこの動画を見ている途中に入るCMや、別の動画に切り替えた時に、同じ音量のままだとびっくりする音量が流れるので注意(笑)

3. 夜のアウトプット:テキストと問題演習、AI活用

家に帰ったら、YouTube動画で見た範囲をテキストを使って勉強して、問題を必ず解きます。
そこですんなり解けなかったり、納得できないところがあったらAIに問題を作ってもらって解きながら勉強しています。

AIに問題を作ってもらう方法は、こちらの記事で詳しく書いています。
使うAIによって個性が出ていて面白いですよ。

MOS Excel エキスパート独学記 #3 | AI活用で効率復習!XLOOKUP関数の問題演習とAI比較

4.模擬試験プログラムの徹底活用

模擬試験を解く日を1日作り、ランダムな問題にチャレンジすることで少しでも多くの問題と、問題文の癖や傾向に慣れるようにします。

MOS Excel エキスパート独学記 #3 | AI活用で効率復習!XLOOKUP関数の問題演習とAI比較


💡 今週の気づきと今後の課題

「魔の第三章」の克服を目指した今週、思いがけず「MOSエキスパート試験の本質」に触れることができました。点数だけを見れば惨敗でしたが、この気づきは、本番前に得られた最高の収穫だと信じています。

これまでの「テキストを読んで問題を解く」という線形の学習から、「問題を解く→弱点分析→関連知識の深掘り→別の問題で応用」という循環型の学習へとシフトする時が来たと感じています。

残り一か月半。この新しい戦略で、Excelの「応用力」と「問題解決能力」を徹底的に鍛え上げ、合格を掴み取りたいと思います。

📝 今週のまとめと次週への抱負

今回の模擬試験での惨敗は、正直かなり精神的にキツかったです。しかし、この挫折があったからこそ、「テキストのさらに奥にある知識」や「応用して問題を解決する力」の重要性に気づくことができました。

来週からは、この気づきを実践に移すため、これまで学んだエキスパート範囲のほぼ全ての関数(RANDARRAY以外!)が網羅されている「魔の第三章」を、この新しい戦略で徹底的に克服する週とします。

具体的な学習スケジュールとしては、先週作った「関数とキーワード対応表」を最大限活用しつつ、模擬試験で解けなかった問題を中心に、徹底的に「なぜ、どうすれば解けたのか」を深掘りしていく予定です。

厳しい戦いになりそうですが、この壁を乗り越えて、真の「Excelエキスパート」を目指したいと思います!

ハチロク
ハチロク

この学習スケジュールは毎週末に一週間の記録として連載していきます。

では、また来週。


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