MOS Excel エキスパート独学記 #12 | 焦りから「一喜一憂しない」境地へ。不合格点も乗り越える「苦手ノート」の威力

MOS試験特有の問題文の罠に困惑しているイメージ 仕事とスキル

はじめに:猛暑。とにかく猛暑。

暑いです。年々、とにかく、暑いです。
夏は本当に苦手です。

試験、冬にすればよかったなぁと泣き言を言いたくもなりますが、先週の予告通り?試験日を今月末に決定しました。

げんを担いで(笑)アソシエイトを受験したPCスクールで予約しました。

月末という逃げ道を確保したのは、まだアソシエイトの時ほどの自信がないからです。
あぁ、でも今月末ではまだまだ暑いだろうなぁと思いつつ、ズルズル伸ばしても仕方がないので覚悟を決めてチャレンジします。

受験料も安くないので当たって砕けろなんてチャレンジではなく、しっかりと自信をつけたい。

がんばります。

今週からはひたすら模擬試験と、間違えた問題を「苦手ノート」に書きだしてひとつひとつ潰していく学習方法になり、真新しい情報を書くことはできないかもしれませんが、「MOS試験特有」の問題文など学習されている方に少しでも有益な内容にしたいと考えています。

の学習記録と、不合格からの逆転劇、そして96点という高得点で見えてきた「VLOOKUPの盲点」や、本番に向けての新たな課題と対策について、皆さんと共有したいと思います。

先週の記録はこちら

MOS Excel エキスパート独学記 #11 | 猛暑と激務の限界突破!「68点逆戻り」からの96点!「VLOOKUPの盲点」


📅 学習期間:7月28日〜8月3日

🎯 今週の目標:模擬試験と苦手部分の克服


📊 1週間の学習記録:模擬試験と「苦手ノート」の地道な反復

日付内容所要時間メモ・感想
7/28(月)模擬試験復習&苦手ノート整理50分・先週の96点の勢いで復習。特にVLOOKUPの凡ミスとINDEX/MATCHを徹底的に見直す。
7/29(火)疲労困憊で学習できず0分・猛暑と仕事の疲れで帰宅後ダウン。PCを開く気力すらない
7/30(水)模擬試験60分・模擬試験。結果は68点と不合格ラインに逆戻り。しかし、以前のようなショックはなく、冷静に問題分析。
7/31(木)模擬試験復習&苦手ノート60分・間違えた問題を苦手ノートへ。と言うか、間違えてないのに、間違え扱いに混乱し始める。
8/1(金)仕事の多忙で学習できず0分・職場がバタバタで、今日も学習は断念。焦りを感じつつも、できることをやるしかないと割り切る。
8/2(土)苦手ノート選抜問題60分・苦手ノートに絞った5つの問題をひたすら解読。
8/3(日)模擬試験&苦手ノート60分・どうも納得がいかない誤答扱い。記事執筆も兼ねて疑問点をまとめてみる

もう一喜一憂しない!不合格点も「ただの課題」と捉える心の変化

今週も模擬試験で68点という結果を目の当たりにしました。一見すると、先週の96点から大きく後退したように見えますが、不思議と以前のような落ち込みはありませんでした。

むしろ、「これでまた苦手な問題が炙り出されたな」と、冷静に受け止められるようになったのです。前向き!

模擬試験はあくまで「練習」であり、本番ではない。点数に一喜一憂するのではなく、「間違えた問題=伸びしろ」と捉えることで、学習へのモチベーションを保つことができるようになりました。

FOM出版の模擬試験プログラムは、本番とほぼ同じ形式で、問題の癖や時間配分の感覚を掴むのに最適です。不合格点を取っても、それは本番で同じ失敗をしないための貴重なレッスンだと考えるようにしています。


「苦手ノート」が合格への道しるべ!泥臭く弱点を潰す

今週は、模擬試験で間違えた問題を一つひとつ「苦手ノート」に書き出しては、その問題だけをどう読解するかという地道な作業を繰り返しました。

具体的には、以下のようにノートを整理しています。

ポイント・注意点: 今後同じミスをしないためのメモ(例:「テーブル名を指定すること」「相対参照と絶対参照に注意」など)

問題の要約: どのような操作を問われた問題か?

間違えた理由: なぜ間違えたのか?(例:「指定範囲を間違えた」「引数の順番を間違えた」など)

正しい解答手順: 正解にたどり着くまでのステップを詳しく記述。

この「苦手ノート」は、自分だけの弱点攻略本です。特に、関数を覚えるとかではなく、問題文の傾向や、結果は正解なのに解答までの行程が違うことで誤答になってしまう部分。

この、MOS試験特有の「癖」を見極めることが大切だと考えています。


意地悪な「MOS試験」の鬼門を攻略!実録:私がつまずいた2つのポイント

ここでは、今週私が実際に模擬試験でつまずき、試行錯誤の末に理解した、「これを知らないと絶対に間違える」というMOS試験特有の意地悪なポイントを2つご紹介します。

鬼門①:表の統合機能は「完璧な表」に注意!

【私がつまずいた問題】

3つの表を統合する問題。すべての表の列・行の見出しも並び順も完全に共通でした。見出しを含めて統合すると誤答になり、見出しを含めずにデータ範囲だけを選択すると正解になりました。

【MOS試験の落とし穴】

通常のExcel業務では、見出しを含めて統合するのが一般的です。しかし、MOS試験では「統合する表の構成が完璧に同じ」である場合、見出しを含めずに数値データだけを範囲指定しないと誤答になるケースがあるようです。これは、「統合機能がラベルを基準に位置を合わせる」という本来の役割を理解しているかを試す、意地悪な出題と言えます。

【攻略のコツ】

問題文を読んで「複数の表の並び順や項目が完全に一致しているな」と感じたら、「見出しは使わず、データ部分だけを範囲指定する」という選択肢を疑ってみましょう。

鬼門②:数式をコピーする方向で変わる「絶対参照」の罠

【私がつまずいた問題】

D4に数式を入れ、それを列方向(下)にコピーする問題。参照先は左隣のC4です。 =IF(C4=$D$2,●●,◇◇) のようなパターンでした。

正解はC4のまま$C4と列を固定すると誤答になります。

【MOS試験の落とし穴】

「横にコピーする可能性があるから列は固定しておこう」と考えるのは、実務では合理的です。

しかし、MOS試験は「問題文で指示されたコピー操作を、最もシンプルかつ正確に満たす」ことが求められます。

この問題では「列方向(下)にしかコピーしない」ため、列がずれる心配は一切ありません。そのため、列を固定する$C4は「不要な指定」と判断され、誤答になる可能性が高いのでしょう。

【攻略のコツ】

問題文の「数式をコピーする方向」をまず確認しましょう。

  • 下にコピーするだけなら、列は固定する必要がないC4のまま)

この試験特有のルールを理解できたことは、本番での思わぬ凡ミスを防ぐための、大きな収穫ですが、じゃあ横コピーは?縦横両方コピーして表を埋める場合は?と疑問は残ります。


📚 私のMOS Excelエキスパート学習方法(最新版)

週を重ねるごとに、少しずつ学習方法も変わってきています。
これまでの学習方法に加えて加筆していきますので、過去投稿と同じ部分もありますがご参考までにどうぞ。

1. 朝のインプット:テキストで確認と動画視聴

朝、まずは「FOM出版 よくわかるマスター」のテキストで今日学ぶ「章-節」を改めて確認します。
どんな関数を学ぶのか?どんな機能を学ぶのか?など、その日の学習範囲を把握します。

私がお世話になっている動画はこちら

朝夕の通勤電車の中で、YouTube動画を見ます。

MOSExcelエキスパートの動画は、アソシエイトに比べると本当に少なくて残念なのですが、私は、「オンラインパソコンスクール♥キャリアデザイン」さんの「MOSエクセルエキスパート出題範囲完全網羅講座/Excel2019【データ無料】」を主軸に見ています。

ただ、こちらの動画は動画名からもわかる通り「Excel2019」編なので、私が受けようとしている「Excel365」とは範囲が若干異なります。

その場合は、個別で解説をしてくれている動画を見て補完学習しています。

2. 注目のYouTubeチャンネル:ExcelドカタCHさんと、じゃぱそんさん

特にExcelドカタCHさんの解説動画はとても分かりやすくてオススメです。「Excel職人」の筆字が渋い!

やっぱりこのチャンネルの説明はわかりやすくて素晴らしい!

【Excel関数解説】VLOOKUPとHLOOKUPが備わり最強に見える【INDEX x MATCH】

来週学習予定の「ピポットテーブル」についてわかりやすい動画を上げてくれています。

ピボットテーブルを使うなら、最初にこの基本ルールを理解しましょう【Excel】

ハチロク
ハチロク

Excel動画解説には人それぞれ特徴があって、視聴者の方も自分に合う動画、合わない動画があると思います。なのでほかの動画を批判するようなことはしませんが、私的にはこの「ExcelドカタCH」さんの解説が一番わかりやすいです。お世話になります。

試験対策のアドバイスが満載のアソシエイトの試験勉強でお世話になった「じゃぱそん」さんのYouTube動画。

今回私が痛感した「MOS試験の癖」をこうして動画で教えてくれるのは「じゃぱそん」さんの真骨頂です。

本番前に見て!Excel エキスパートの合格を引き寄せる4つの心構え(MOS)

じゃぱそんさんは、「試験に特化」したポイントをたくさん教えてくれます。私はもちろん合格はしたいですが、同時に業務でもしっかり使いたいので、時間を出来るだけかけて学ぶように心がけていますが、MOS試験はとても癖があるので、じゃぱそんさんのアドバイスやポイントは非常に役立ちます。

ハチロク
ハチロク

じゃぱそんさんの動画は音声が小さめです。なのでこの動画を見ている途中に入るCMや、別の動画に切り替えた時に、同じ音量のままだとびっくりする音量が流れるので注意(笑)

3. 夜のアウトプット:テキストと問題演習、AI活用

家に帰ったら、YouTube動画で見た範囲をテキストを使って勉強して、問題を必ず解きます。
そこですんなり解けなかったり、納得できないところがあったらAIに問題を作ってもらって解きながら勉強しています。

AIに問題を作ってもらう方法は、こちらの記事で詳しく書いています。
使うAIによって個性が出ていて面白いですよ。

MOS Excel エキスパート独学記 #3 | AI活用で効率復習!XLOOKUP関数の問題演習とAI比較

4.模擬試験プログラムの徹底活用

模擬試験を解く日を作り、ランダムな問題にチャレンジすることで少しでも多くの問題と、問題文の癖や傾向に慣れるようにします。特に、間違えた問題や解答手順が思いつかなかった問題は、繰り返しノートに書き出し、集中的に復習します。

5.「苦手ノート」の作成と反復(NEW!)

模擬試験で間違えた問題解答手順がまったく思いつかなかった問題時間がかかった問題、そして結果は正解なのに間違え扱いになる問題の癖や考え方を厳選し、専用のノートに書き出します。

その際、単に正解だけでなく、「なぜ間違えたのか」「どこに気づけなかったのか」「どう考えれば正解にたどり着けたのか」という思考プロセスを詳しく記録します。

このノートを徹底的に反復し、弱点を一つずつ潰していきます。


💡 今週の気づきと今後の課題

今週は、大きな点数の変動を経験した週でした。しかし、その中でも「一喜一憂しない」というメンタル面での成長と、「苦手ノート」という具体的な学習法を確立できたことが、何よりの収穫です。

MOSエキスパートの試験範囲は広く、アソシエイトに比べて問題数も少ないため、模擬試験を繰り返し解くだけでは応用力が身につかないという危機感は変わりません。しかし、この「苦手ノート」があれば、限られた時間の中でも効率的に弱点を克服し、応用力を高めていけるはずです。

試験本番まで残りわずか。疲労に負けそうになる日もありますが、この調子で最後まで諦めずに走り抜けたいと思います。


📝 今週のまとめと次週への抱負

今週は、不合格点からの再スタートとなりましたが、そのおかげで「苦手ノート」という最強の武器を手に入れることができました。

来週は、この苦手ノートを片手に、模擬試験の復習と弱点克服に本格的に取り組む予定です。片っ端から忘れる病のために、模擬試験も続けて解きつつ学習をしていこうと思います。

ハチロク
ハチロク

この学習スケジュールは毎週末に一週間の記録として連載していきます。

では、また来週。


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