MOS Excel 365 エキスパートへの独学挑戦が、ついに始まりました!
この独学記【第1週目】では、私がMOS Excel エキスパート合格を目指す中で、初週に直面したExcel特有の「壁」と、その乗り越え方を模索するリアルな軌跡をお届けします。
特に、普段の業務では意識しない「ウィンドウの整列」の手順や、「マクロのコピー」の煩雑さ、さらにはセルのロック/解除といった、多くの学習者がつまずきやすい機能に直面しました。

記憶力の衰えに焦りながらも、私はこの週から「効率的な学習方法」を確立するための試行錯誤をスタートさせました。
MOS Excelエキスパートの独学に不安を感じている方や、Excelの複雑な機能で立ち止まってしまった方は、ぜひこの記録を参考にしてみてください。
📅 学習期間:5月10日〜5月18日
🎯 今週の目標:出題範囲1「ブックのオプションと設定の管理」~2「データの管理と書式設定」をマスターする
※出題範囲は、私が学習に使用しているFOM出版の「よくわかるマスター」に沿っています。
✅ 学習内容と進捗
日付 | 内容 | 所要時間 | メモ・感想 |
5/10(土) | ブックを管理する | 60分 | ・ウィンドウの整列の手順を守らないと正解にならないかも ・VBAとかマクロとかモジュールとか次々に新しい内容が! ・マクロのコピーの手順が煩雑 |
5/11(日) | 共同作業のためにブックを準備する ●確認問題 | 80分 | ・ワークシートとセルのロック/解除の概念に混乱する |
5/12(月) | 既存のデータを使用してセルに入力する | 60分 | ・アソシエイトの365の範囲で増えた「スピル」が出てきた ・RANDBETWEEN関数とRANDARRAY関数はどう違う? |
5/13(火) | データに表示形式や入力規則を適用する | 0分 | 疲れが溜まっていてやる気が出なかった |
5/14(水) | データに表示形式や入力規則を適用する | 60分 | ・表示形式、全部覚えられるわけがない ・(aaa)が(水)、(aaaa)が(水曜日)て謎 |
5/15(木) | データに表示形式や入力規則を適用する | 60分 | アウトライン、初めて使ったけど便利 |
5/16(金) | 詳細な条件付き書式やフィルターを適用する | 20分 | 疲れもあってやり切れず |
5/17(土) | 詳細な条件付き書式やフィルターを適用する | 60分 | 条件付き書式は業務でも使っているのでわりと得意だった |
5/18(日) | 苦手分野の復習 ●確認問題 | 60分 | MOS特有の癖のある問題文に苦労した |
つまづいたところと学習方法の発見
・MOS試験対策の思考、「ウィンドウの整列」という発想
単純に別のブックの表にあるデータを、回答用ブックの表内に表示させるという、一見してなんのひねりもない問題。
この回答手順には、「ウィンドウの整列」が含まれています。
私がこの手順を想定しなかったのは、もともと「ウィンドウの整列」を普段から活用していないことが原因です。
仕事ではモニターを二つ使っているので、二つのブックを比べる時に左右のモニターで見てしまうんですね。試験ではもちろんモニターは一つしかありませんので(アソシエイトの試験はノートパソコンでしたし)、別のブックの範囲を選択して式を完成させるなどの問題では、ブックを左右に並べた方が間違いが起きにくいですよね。

Excelでは、一つの結果を導き出すのに複数のやり方があることが多いです。
ただ、MOS試験では、「手順」も採点基準の中に含まれると言われています。
「画面上は正しい結果」であっても、「採点上は誤った結果」になり得るのです。
・マクロのコピーの手順が煩雑
普段仕事で使っているExcelにはそもそも「開発」タブが出ていません。
「開発」タブを表示すると、Visual Basic、マクロ、アドインなどなど、未知の機能が現れます。

そもそも私はマクロなんて使ったことがありません!(断言)
そういう、自分に取って未知の領域は、学習で初めて接するので素直に繰り返し手順や「何をしているのか」を覚えるしかありません。
先ほどの続きで考えるなら、余計な知識が無い分、素直にMOS様のおっしゃる通りのやり方を覚えられるのでラッキーかもしれません。とポジティブに(笑)
・ワークシートとセルのロック/解除の概念の混乱
この範囲のセルのロックを解除してって、セルのロックってまだしてないのに??
最初、頭がこんがらがって何が何だかわかりませんでした。
ポイントは、「セルは元々ロックされている」。
「そんなの常識じゃね?」と言う方も多いかと思いますが、私は非常に混乱してしまったので、別の記事にまとめてみました。
・RANDBETWEEN関数とRANDARRAY関数の違い
Excelで乱数を生成する関数として、RANDBETWEEN
関数とRANDARRAY
関数があります。

アソシエイトを勉強していた時に、初めて「RANDBETWEEN」関数を学びました。
エキスパートで出てくる「RANDARRAY」関数も同じように「乱数を求める」関数なのですがどこに違いがあるのか、簡単にまとめてみました。
RANDBETWEEN関数
- 機能: 指定した範囲内の整数の乱数を一つ生成します。
- 書式:
=RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
- 用途例: サイコロの目のシミュレーション、くじ引き番号の生成など。
- ポイント: 結果はワークシートが再計算されるたびに変動します。
RANDARRAY関数
- 機能: 指定した行数と列数の範囲に、小数または整数の乱数の配列を生成します。
- 書式:
=RANDARRAY([行数],[列数],[最小値],[最大値],[整数])
[行数]
: 生成する乱数の行数を指定(省略可能、既定値は1)。[列数]
: 生成する乱数の列数を指定(省略可能、既定値は1)。[最小値]
: 生成する乱数の最小値を指定(省略可能、既定値は0)。[最大値]
: 生成する乱数の最大値を指定(省略可能、既定値は1)。[整数]
: 論理値を指定。TRUE
または省略すると整数、FALSE
を指定すると小数を生成。
- 用途例: 大量のランダムなデータセットの作成、シミュレーション分析など。
- ポイント: スピル機能により、数式を入力したセル範囲に結果が自動的に表示されます。
- 生成数:
RANDBETWEEN
は一つ、RANDARRAY
は複数の乱数を生成。 - データ型:
RANDBETWEEN
は整数のみ、RANDARRAY
は整数と小数を選択可能。 - 出力形式:
RANDBETWEEN
は単一のセル、RANDARRAY
は**配列(複数セル)**に出力。
MOS特有の癖のある問題文に苦労した

アソシエイトの本番で、問題文の難解さに気後れした記憶があります。
これはExcelの知識の前に、文脈や意図をきちんと理解する能力がわたしに欠如しているのか?とも思いましたが、ネットではこの「MOS独特の文章」に不平不満があふれていました(笑)
例えば、今回やってみた「確認問題」ではこんな問題。
セルの入力規則の問題で、「ドロップダウンリスト」から選択して入力するように設定しなさい。
問題文の最後にこう加えてあります。
「ドロップダウンリストは、名前「試合日程」を参照します。」
いやらしいことに問題用のブックには、「試合日程」と言うシート名の別シートがあります。
私は、そのシートに入っている試合日程のリストデータを「ドロップダウンリスト」の範囲に設定しました。
もちろんちゃんと機能しています。が・・・これは不正解。
正しい手順は、
「数式」タブ→「数式で使用」の中に、ちゃんと
「試合日程」の名前で定義された「試合日程」のシート範囲
が入っているんですね。

先に一言、「試合日程」は名前定義しているからね、と教えてくれれば済む話なのに(笑)
まぁまぁ、問題にはちゃんと、一応、こっそりと(でもないけど)
「名前「試合日程」を参照します」
と書いてあります。
これをきちんと
「試合日程」と言う名前で定義された「範囲」を使いなさい
と言う意図だと読み解かないといけません。
💡 気づき・今後の課題
- 単純に章や節でスケジュールを組むと中身のボリュームが違うので、ある程度余裕を持って組んだ方がいい
- しんどい日は無理しても頭に入らないので休むに限る。これもスケジュールに余裕を持たせていた結果の成せるわざ
この学習スケジュールは毎週末に一週間の記録として連載していきます。
では、また来週。
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